公益財団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)からの懲罰決定について
Update:2025年10月7日
この度、高知ユナイテッドSCは、公益財団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)より、下記違反行為に対する懲罰を受けることとなりましたのでお知らせいたします。
改めまして、日頃ご支援・ご声援をいただいているファン・サポーターの皆様、関係者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
■対象事案とJリーグの対応
高知ユナイテッドSCにおいて、秋田豊前監督(以下「秋田前監督」という。)が選手及びスタッフに対して行った2025年2月から同年6月までハラスメントに該当する行為(以下、「本件各行為」という。)に関し、Jリーグは、裁定委員会への諮問及び答申を経て、高知ユナイテッドSCの管理監督義務違反を認め、Jリーグの社会的信用を毀損したものとして、高知ユナイテッドSCに懲罰を科すことを決定した。
■懲罰内容
【高知ユナイテッドSC】
・ 罰金100万円
・ けん責(始末書をとり、将来を戒める)
【秋田前監督】
2025年9月23日に、高知ユナイテッドSCの監督を退任しJリーグ関係者でなくなったため、Jリーグの懲罰権が及ばなくなったが、裁定委員会を経て「けん責」相当に該当すると確認され、秋田前監督に通知した。
■ 懲罰量定に際し参考とした事情
(1) 高知ユナイテッドSCは、日本プロサッカー選手会から本件各行為の事実を伝えられて問題を認識した後は、速やかに秋田前監督を休養させて、被害申告をした選手・スタッフと接触しないよう図り、外部の弁護士で構成する調査委員会を立ち上げて調査に着手した。
(2) 本件各行為に暴力等有形力の行使は含まれていなかった。
(3) 本件各行為に関する相談窓口の設置等の相談体制を構築しておらず、選手やスタッフは外部の選手会に申し立てるほかなかった。
(4) 事実上秋田前監督にあらゆる権限が集中しており、強化部も秋田前監督に対して注意や助言を行うことができない体制になっていた。本件各行為の一部は、強化部、コーチ等がいるところでなされており、本件各行為を把握して是正する機会があったのに、何らけん制機能が働かず、選手会から本件各行為の事実が伝えられるまで、本件各行為が放置、継続された。
■適用条項
Jリーグ規約第3条〔遵守義務〕第1項、第2項、第3項、第133条〔Jリーグにおける懲罰〕第2号、第142条〔懲罰の種類〕第1項、第146条〔両罰懲罰〕、第152条〔2,000万円以下の罰金〕、第156条〔第3条第3項違反の懲罰〕第3号、JFA指導者に関する規則第20条〔遵守義務〕第2号、第7号
【参考:Jリーグ規約】https://aboutj.jleague.jp/corporate/assets/pdf/regulation/jleague/jleague_terms_and_conditions.pdf